需要ありそうなんでPIERROT昔話に花を咲かせたいと思います。PIERROTがその昔行ったゲノムコントロールというLIVEをご存知でしょうか?
まぁいつも通りお若い方はご存知ないと思います。PIERROTがその昔行った中継LIVEといいますか、今で言う全国複数箇所に同時配信して観覧するタイプのストリーミングのLIVEです。全国の街頭ビジョンやライブハウスやスカパーなどの衛星放送で放送されました。もちろんインターネットでも視聴できて、確か当時の日本の同時アクセス数の記録を叩き出したとか出してないとか。そう言うLIVEです。
しかし、このLIVEを特徴付けたのはそういった数字ではありません。
LIVEの放送終了間際にボーカルのキリトから発表された情報により怪我人が出る騒動となり夜のニュースで取り上げられる事件に発展。これを以ってしてPIERROTのゲノムコントロールが完成しました。発表というのは、放送終了後に今から新宿アルタ前にてゲリラLIVEを行うという告知。それを聞いた地方のファンやそこに赴くことのできないファンは絶望し、逆にすぐに向かうことのできるファンは急いで新宿へと向かいました。その際一部のライブハウスにて将棋倒しが発生し怪我人がでてしまいました。
なぜこんなことをしたのかというと、このゲノムコントロールのコンセプトが「可能が不可能になり、不可能が可能になる」というものだったからです。
今まで同時に視聴していたLIVEの生中継は、場所に関係なくLIVEへの参加を可能としました。それに対し、いきなりLIVEを行うという告知はその可能を不可能にしました。
そういう無茶なことをやるのがPIERROTです。
一番伝えたい当時の雰囲気を、今伝えることは不可能ですが、言葉にするとたぶん「生々しい」だと思います。
全てが生々しかった。放送されるニュースも生々しかったし、あの時ブラウン管に映し出されたキリトの両手を広げ手を少し垂らしたあの全身エナメルのクリーチャースタイルも生々しかった。
そんな気がします。
しんぺーはこう思った。
今こんなことをしたら社会的制裁がどうなるかわかったもんじゃありません。プロモーターも相当ダメージを受けるのではないかと思います。
それが行われていたのがPIERROTが存在した世紀末なのです。
まぁ、そんな昔話でございます。べんべん
といったところで、本日は以上です。おやすみなさい。
そして、また明日。