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見る前思ってたストーリー比較「アナと雪の女王」

ついに見てしまった。なるべく、どれだけ見ないで済ませるかと思っていた「アナと雪の女王」を見てしまった。全盛期はどこにいってもアナ雪の歌が流れ、歌が流れれば近くにいた子どもたちが一斉に歌いだす。そんな異常な光景を見ました。今回は、ぼくが見る前に漏れ聞いてきた細切れの情報から勝手に作り上げていたストーリーと実際のストーリーの比較をしつつ、感想を述べていきたいと思います。

目次

アナ雪のストーリー(見る前)

姉のエルサ(セクシー系隠キャの氷結魔法使い)と妹のアナ(おてんば系の思いやりマン)が主人公
エルサはこの王国の女系長女に代々受け継がれし、氷結系の魔力をもって生まれた。弱小国家であるにも関わらず、永らく繁栄してきたのはこの王家に伝わる魔法によるところが大きい。

幾度となく他国からの侵攻を受けつつも、王家の女はその魔力を存分につかい、敵勢力の野望をことごとく討ち滅ぼす戦神として、民衆から畏怖と尊敬を集めていた。
しかし、エルサは自身の力を恐れ、人を傷つけることを嫌った。そして門を閉ざし城の奥深く1人ひっそりと生きてきた。

時はながれ、エルサも成人し国王として国を統治する立場となるも、暴走する自身の力を恐れ国を捨て山へと隠れてしまうのだった。
だが、そこで本当に1人になったエルサは初めて自身の力を存分に解放する。これが本当に自分の力。誰にはばかることなく解放された魔力は氷の城を築く。
過去最大限に解放された力にエクスタシーにも似た高揚を感じつつ、呪った運命をうまれて初めて肯定したのだった。

いっぽう、エルサの解放された暴走する氷の力により、海は凍り、大地は凍てつき、空は淀み、国は閉ざされたのだった。

そして、妹のアナはこの国の苦難を救うべく単騎姉のもとへと旅立つのだった。

アナは道中トナカイに乗った男とエルサの使い魔オラフを供にし、様々な方策を駆使しエルサを氷上から連れ出し魔法を解くように説得。
交渉は困難を極めるも、幼きころの記憶を呼び覚まし、つにエルサは魔法を解き、この地に再び春が訪れたのだった。

人柱力かとおもってたわ

天照大神の天岩戸をベースに人を傷つけることしかできない力を呪いつつも成長していくNANRUTO的なストーリー展開がされていくと思っていました。
NARUTOは国をおそった妖狐をへそに封印されます。それにより国は救われるも、その力を恐れた人々はNARUTOを畏怖する。みたいな。そういうのだと思ってました。

とうぜん侵攻する他国の描写もあり、その姿はブリッグズの大地を守るアームストロング少将のように敵を退ける姿が浮かんでいました。
そして、戦いの最中、この力は愛する国のために使うもので人を傷つけるものではないと気がつき、また使い魔を生み出せることに気がつき、奪うだけではなく命を与えることもできると気がつき力のコントロールを覚え国王として妹いつまでも幸せにくらしましたとさ

めでたしめでたし

だと思ってたんですが、全然違ったわ。

ディズニーの映画に戦争とかなかったし、自分の力や出自を呪いまくることもなかったわ

ということで答え合わせです。

アナ雪のストーリー(ネタバレ)

父、母、姉のエルサ、妹のアナで楽しく過ごしていました。
しかし、エルサには生まれつき氷の魔力がやどり成長とともにその力はどんどん強くなっていきました。

ある日、エルサはこの魔法をつかいアナと遊んでいると、不意の事故でアナに魔法を当ててしまいます。父と母は急いで魔法が使える森の住人トロールのもとへ連れて行き、エルサがかけた魔法を解いてもらいました。

その後、エルサは自身の力を恐れ自室にこもりっきりとなります。そして父と母は船旅の途中、嵐に巻き込まれ死亡。妹は魔法が解かれるときに、エルサの魔力についての記憶も改竄されたため、姉が自分を避けるわけがわかりません。

やがてエルサは成人し、戴冠式の日を迎えました。これにより正式に国王としてこの国を統治することになったのです。

閉ざされていた門が開かれ、アナは上機嫌。そしてそこに現れたのは隣国の王子。2人は意気投合し、たちまち婚約へといたったのでした。
婚約したことを聞いたエルサは激昂。魔力が暴発し、民衆からは怖がられ、ついには国から逃亡

氷に包まれた山で力を解放し、そこでようやく気がつく「ありの〜ままの〜自分になるの〜」からの少しも寒くないわ

この辺までが前半というかイントロみたいな感じ。

アナは、雪だらけになってしまった国を救うべき単騎エルサのもとへむかう。途中、クリストフという青年に出会いその助けをかりてエルサと対面するも、またも口論となりアナにむかってまた魔法をぶつけてしまいます。子どものころと違うのは、それが胸にあたってしまったこと。そして、エルサが作り出した雪と氷のゴーレムにより氷の城を追い出されてしまいます。アナの髪の毛はどんどん白くなり、体は冷たく冷えてきました。クリストフはトロールのもとへとアナをつれていき魔法を解くようにお願いします。

しかし、心にささった氷は、真実の愛でなければ溶かすことができない。そのため、クリストフはアナの婚約者であるハンス王子のもとにアナをつれていくことを決意。

ときを同じくして、王国ではエルサ討伐軍が組織され、ハンス王子がそれを指揮し城をたちました。立ちはだかるゴーレムを討ち、エルサに肉薄、反撃にあいながらも捕縛に成功。王国へと連行し監禁します。

一方、クリストフは城へとアナを届けあとはハンス頼みという状態に。しかし、ここで物語が急転かい。ハンス王子は実は悪い奴で、自分のくにでは王位継承権第13位のため、どうあがいても国王にはなれません。そこで一計を案じ、アナに近づきこの国を乗っ取る算段をしていたのでした。そのためには、まもなく命が尽きるアナと混沌の力をひめたエルサをなきものにすれば全てうまくいく。こうして、アナも幽閉されてしまいます。

体が冷えきり、衰弱していくアナをすくったのはエルサにより作られし雪の精オラフでした。そしてハンス王子に真実の愛がないことを悟ると、次はクリストフに合わせるためにアナの脱走を手助けします。

ここからがクライマックス

エルサはハンス王子からアナが死んだと告げられ、失意のあまり力をさらに暴走させるも、その場に倒れ伏します。エルサにとどめを刺すべくハンスの剣が振り下ろされるその瞬間、城から抜け出したアナが駆けつけて身を呈してエルサを守ります。

ひり降ろされた剣がアナに触れる直前、アナは完全に凍り、その力によりハンスは吹き飛ばされてしまいした。

自分の力のせいで、最愛の妹を失ったエルサは嘆きかなしみます。しかし、エルサを想うアナの愛が、心に刺さった氷を溶かして元の姿に戻りました。

愛により氷を溶かすことができると知ったエルサは、魔力をコントロールする術を身につけて国中の雪と氷を取り除きます。

一方でオラフには専用の雪雲を授け、城には氷のスケートリンクを作り出し、また民衆の足には氷のスケート靴をつくりました。

ハンス王子は自分の国へと送られ、他の悪人にも制裁が加えられ、物語はめでたしめでたし。

感想

子ども向けだし、あんまりにも陰惨で陰鬱とさせるのはディズニーだし、そうならないわけなんですが、あんまりにも綺麗さっぱりしすぎてた。

エルサになぜ魔力が宿ったのか、己の力をどう呪ったのか、民衆からに石をどのように投げられるのか、妹を守るために拒絶し、それにより拒絶され、孤独の中ほんとうの愛を知る。

そういう感じでいて欲しかったわ。

「この国を護るため、妹を護るため、悪魔と呼ばれてもかまわない。」みたいな感じかと思ってたわー

でも違ったのはそういう愛じゃなく、愛とは誰かにもらうものではなくて、誰かに与えるものなのよーみたいなメッセージだったのかなーという気がしました。

蛇足。氷雪系能力

完全なる蛇足ですが、はやってた当時は結構話題になってたっぽいエルサの能力が他のアニメや漫画の同系統能力者比較

例えばワンピースの青雉。海水を凍らすほどのヒエヒエの実の能力者です。戦闘能力がほぼないエルサとは比較にもなりませんが、純粋に能力のみの比較であればどうでしょうか。

範囲や速度では青雉に軍配が上がりそうですが、エルサの力はまだまだ発展途上な上に全力を出し切ってない印象を覚えます。さらに氷雪系にしては珍しく生命降誕オプションがついています。オラフやゴーレムをおそらく無尽蔵に生み出せるでしょう。さらにはモビルスーツのように自身の思い通りに動く巨大アーマーをつくることもできるはずです。

そう考えるとエルサの能力は戦略的運用が可能であればほぼ最強なのではないでしょうか。何より自身の思い通りの形に氷塊を生み出せるあたり、かなりの応用がきくはずです。

物語の中では、アレンデールという国は輸出によりもっているという印象でしたが、今後はエルサの魔力をもとにした氷の輸出や保存能力向上による生鮮食品の輸出、また輸入により工場にて加工を施して輸出するなんてこともできるのではないでしょうか。

人口は激増するも海面を凍らせることで版図の拡大は無限にでき。さらに海上封鎖により敵国からの侵攻は防げることでしょう。またオラフの様な自律型の軍隊をつくることで無限の戦力を保持できます。さらに敵国の天候を操り、農作物の不作や民衆の凍死なんかも簡単に操作できます。

問題は後継者。完全に能力に頼った運用のため、エルサの力が弱まろうものならあっというまに敵国からの侵攻を許すことでしょう。滅ぼされ、エルサがいなくなってもオラフたちが動けるのかはわかりませんが、ラピュタのごとく国亡きあとでも動き続ける可能性はあります。

ディズニー第三のパークが建造予定

くだらない妄想をつらつらと書いてきましたが、これは妄想じゃない。

一部報道で第三のパーク「ディズニースカイ」とありましたが、正しくはランドかシーのどちらかの拡張になるように検討しているようです。

またアナ雪がモチーフになるかはまだ決まっていないみたい。ちょうど駐車場になっているあたりを中心に建造されるらしいですが。

ということで、きっとまたチケットは値上げされることでしょう。

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しんぺーはこう思った。

今年に入ってちゃんと見た映画はこれが初めてでした。しかも2日連続で見てしまったし。おそらくもう見ることはない気がしますが

まぁべつにつまらなくはなかった。

と言ったところで本日は以上になります。
おやすみなさい。
そして、また明日。

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しんぺー

ハロー。しんぺーと申します。 LIVEにいくのが好きなバンギャです。男ですが。DIR EN GREYとsukekiyoの東京公演にはだいたいおります。主にLIVEレポやガジェット関連のことをブログに書いております。フォローいただけますと幸いです。

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