でんぱ組知ってますか?名前を聞いたかとはあると思います。

確か渋谷のタワレコにDIR EN GREYの「The Unravelling」を買いに行った時に等身大パネルが置いてあったと思います。

本日はこのバンドじゃなくてアイドルグループを聞いてみたらめちゃくちゃよかったのでご紹介します。

ハローしんぺー(@s_s_p_y )です。 オフィより詳しくて、wikiよりも有用なsukekiyo情報サイト「Gadget Zombie Parasite(ガジェットゾンビィパラサイト)」へようこそ。

引用元: wikipedia オタク系アイドルグループらしいです。メンバーそれぞれが何かのオタクで、アキバ系です。

こんな風に聞くと何その設定とか思うかもしれないけど、リアルにそれぞれコスプレイヤーやら踊り子やらゲーマーやらメイドやら元美大生←やらでリアルっぽいです。

さらに、それぞれに引きこもりやらいじめられっ子やらというオタクにありがちなバックグランドを持っています。

この曲をとりあえず聴いてくれ。

http://youtu.be/QddDPHoJOyA

曲調。息を吐かせないテンポ。 言葉選びや歌詞の言い回し

そして何よりもネガティヴなポイントを胸張って歌ってることと 歌自身が自分たちに向かっての歌を歌ってるってこと

可愛くないし歌下手だし、だいたい生主のキチガイ引きこもりクソサブカル美大生アニオタとかで本来なら日の当たる場所とかコミニュティ外で生きていけないような奴ら

にもかかわらず、「でも」「だからこそ」というカウンターパートとして存在してる。ただの地下アイドルならこんなバックグランドは必要ない。にもかかわらずそこを武器にしてるってことは、歌詞にもある通り天下目指してるからだと思う。そして最初から日本市場ではなく世界市場にスケールしてる点がすごい。

KPOP のマネみたいなクソアイドル集団なんかじゃなくて、これが21世紀のジャパニーズカルチャーだ!っていう売り方してる。これがいわゆるkawaii

カラフルな色使い 秋葉原に根ざしたオタク文化 何を言ってるかわからない単語をつなげてメロディーにのせる曲調 早いテンポ

これが今のジャパニーズカルチャーだと思う

クールジャパンなんて言われた時代は終わって、ジャパン文化を輸入してみたものの結局はサブカルを輸入したからメジャーにならなかった けど、そのサブカルがでかくなってきて、日本のサブカルがサブカルのままメジャーになったってのが今のカワイイ文化だと思う。 オタク文化への拒絶を内包したまま容認と許容が拡大するのは、日本でも同じ

そしてサブカルな上にカウンターパートっていう圧倒的に不利でキャッチーな存在それがでんぱ組だと思います。

その存在自体がカウンターパートだから、他と比較すらできない。AKBに比べて〜とか ももクロと違って〜とか全ての比較が意味をなさない。なぜなら最初から「マイナスのスタート」だから

本当にこの、「だからこそ」って部分が全魅力だと思う。

確かその昔、市川哲史さんが『私が「ビジュアル系」だった頃。』で言ってた。

ビジュアル系って、自己否定とかコンプレックスとかっていう本来なら声を潜めて隠すようなネガティブな部分を声高に美化して喧伝する極めてポジティブな行為とかって。

私が「ヴィジュアル系」だった頃。

少なくともぼくはそう。

生きる場所なんて、どこにも無かったんだ

ドン底も経験してんだ

って感じで多少なりとも自分を自分で虐げてきたでしょ?

それでも、今ここに生きてるってことは、自分がしてきた選択の結果で

いつか選んだ点と点が一つの線になった結果で

そんな今だからこそ

捨てるものなんかない何もないと思う

これってつまりは、もう天下とってるんだと思う。

売上が〜とか動員が〜とかじゃなくて、誰かを魅せた時点で、絶対評価としてナンバーワンになれてるわけだし

少なくともぼくは心打たれました。

アイドルでファンは男ばっかだと思うけどぜひバンギャにもおすすめなんじゃねーかと思ったわけです。

すごいいいです。

話によるとBisってもう解散しちゃったグループもいいらしいんでちょっとそっちもチェックしてみようと思います。

と言ったところで本日は以上になります。おやすみなさい。

 

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