ハローしんぺー(@s_s_p_y )です。 オフィより詳しくて、wikiよりも有用なsukekiyo情報サイト「Gadget Zombie Parasite」へようこそ。

最近見たドラマでこれが一番面白かった。シーズン1をあっちゅーまに見終わったのでとりあえずのレビューを書きますわ。

この少女の死体というのは、長時間監禁されて、暴行を加えられて殺害されていた。そしてこの少女を巡り、被害者・容疑者・操作側とそれぞれ立場の心情描写を絶妙な形で表現しつつ、常にミステリーを残してそれぞれの回を終えて次につなげるという、絶対に次が見たいと思わせる作り。

普通女子高生の殺害されるような事件だったら、変質者の犯行か同級生含め学校関係者かとかが犯人と相場が決まっているけど、この事件は全ての人間が何かしらの秘密があって、他人を思いやるための嘘や自分のための嘘が交錯して事件の解決を遅らせたり、新たな謎を生んだりとどんどん複雑になって行きます。

事件の被害者、つまり残された家族。この人たちはただ普通に生活をしていただけなのに、突然理不尽に不幸にたたき落とされて、それでも生きて行かなければいけない。そこが一番残酷だと思った。でも、じゃあ生きて行くためにはどうしたらいいのか。何かにケジメをつけなければいけない、誰かのせいにしなければいけない。そうしなければ生きていけない。

操作する側、つまり主人公。この人にも私生活がある。子供がいて、親がいて、恋人がいて、同僚がいる。それでも取り付かれたように事件を操作し続ける。もはや執念。でもこの執念がなかったら、事件は解決されなかった。主人公らしい主人公なんだけど、決して正義とかそういったものを振りかざしているわけではない。事件の解決こそが、結果的に被害者も加害者も救うと信じて操作にあたろうとしている感じ。

こんな風にそれぞれの立場が、すっごい詳細に描かれている。ここがやっぱり一番の見所

日本の映画は「間」とか「雰囲気」作りがうまいとか言われますが、このドラマも同じようなものを感じます。

決してスピーディではない。けど着実に解決に向けて進んでいる。 そして、沈黙をわざと使って行間で語っている感じ。

アメリカのドラマみたいに主人公が流れる水を数秒見つめてハッと何かを思いついて事件解決なんてものじゃない。じーっくり操作して、考えて、ようやくハッと何かに気がついてって感じで。見ていて中に入りやすい。

ゆーっくりと操作が進むんだけど、各話のラスト1分にエンディングの曲が流れ出すと同時に事件の大きな手がかりが提示されたり、新たな謎が現れたりして、次の話への導線が引かれるんだけどこれがすっごいわくわくする。 え、まさかあいつがそんなことを!とか、この手がかりがこんな所にとか

とにかくこの1分に全てが凝縮されている。

レンタルDVDやさんにいって混乱しました。

だって棚に キリング キリング17人の沈黙 キリング26日間

この中で本家のキリングつまりデンマーク産のキリングは「キリング」のみです。

あとはアメリカ産のリメイク版です。

で、キリング26日間が、シーズン1のリメイク。17人の沈黙はそのあとの話みたいです。

どうやら、このキリングが面白すぎた結果、アメリカでリメイクをされたみたいなんですが、調べてみたらどうやらキリングはデンマーク至上最高の視聴率を獲得したドラマだそうです。そりゃーそうでしょ。面白いもんw

そしてこのドラマがきっかけで、北欧ドラマをアメリカでリメイクする流れが活発になっているみたいです。 他にもザ・ブリッジっていうドラマがアメリカでリメイクされたみたいです。

デンマーク版とアメリカ版を同時進行で見るっていうのもやってみたいと思うんですけどどうでしょうかw多分こんがらがって頭おかしくなるw

残念ながらHuluにはなかった。。。 アメリカ版はhuluにあり→海外の映画・ドラマが月額933円(税抜)で今すぐ見放題!今すぐ無料視聴!

でも絶対面白いからおすすめです。夏休み中にいっきに見るとかいかがでしょうか! とにかくおすすめです。 と言ったところで本日は以上になります。おやすみなさい。