前回のアコースティックライブに続いて、ぼく自身2回目となるAngeloのライブでした。本日はそれを視聴して感じたことを書きたいと思います。
アクリル越しに反射する世界線
確かアルバムが出たのが、コロナなんて全く関係ない時期だっと思うのですが先見の明がありすぎでは。その後に続く曲の歌詞たちも、今ライブができない状態を予見したかのような表現が続きました。
e+やニコ生でも有料プラットフォームがあるみたいですが、他のアーティストの中には複数のプラットフォームをまたいでストリーミングを行なっている人たちもいるみたいです。今後その辺の趨勢もどうなっていくのか興味深いところです。
が、可能であればYoutube側の機能が充実して、そこでまとめてもらうと個人的にはありがたいと思います。チャット機能なんかもストリーミングでの盛り上がりの重要な要素だと思うので、その変が一番強いのはやはりYoutubeだと思います。(手数料が高いのが問題ですが。)
これについても、キリトが自粛期間前から時間を設けてYoutubeで表現している通りの新しいフェーズとしての一環だと思います。
会場価格 18,000円 ZAIKO 3,800円
以下の内容は別にAngeloだからというわけではありません。このコロナの状況を鑑みて感じたことです。
会場に行くことでしかライブを体験できなかった今でと異なり、ストリーミングによる体験が新たな下部構造として出来上がることになった。
これに対して、個人的に懸念していることがある。
簡単に言うとストリーミングでの体験のみが、一人歩きしてしまわないかだ。その価値が全てだと判断されてしまい、そう思った者同士が語り、共同幻想を作り出す。そうなってしまうんじゃないかと懸念している。本来は、ライブが最大価値であるはずなのに、そこを観ずに参加せずに判断されてしまわないだろうか。
「この前ストリーミング見たけど微妙だったよ」(本当はライブがすごいのに!!)みたいな。
例えば、震災体験について見知っている人間と聞いただけの人間だと情報量の差が大きすぎる。
実際に自分で体験したこと以上のことなど伝達することは難しいと思う。完全に感覚触覚などの五感の反応をインストールできたとしてもだ。
なぜなら、感情は自分自身だけのものであり、ライブ中に揺れ動く自分の感情以上のものは、その場にいなければどうやったって伝達できるものじゃない。
とは言え、これもアーティスト側の新たな腕の見せ所、というかチャレンジになるんだろうと思う。
裾野が広がる。
ライブ自体も今までと違って映像にも重きを置いた魅せ方にしたりなどの工夫が望まれるだろう。そして、それを見て会場に来たいと思わせられるようなライブをできるかどうか。
アーティストの新たなチャレンジなんだと思う。
そういう意味でも、今回のAngeloのライブタイトル「NEO PHASE」というのは正にその通りだと思いました。
DIR EN GREYのぴあアリーナもやると思ってたけどさすがに無理だった。これで年内のスケジュールは正式に白紙になりました。
ライブがないと生きていけない。早くライブに生きたい。変わっていく世界の中で、ぼくが変えたくないもの、それがライブという体験です。
と言ったところで本日は以上です。 おやすみなさい。