DIR EN GREYのギターにしてリーダーの薫の初めての個展「ノウテイカラノ」と同時開催「krim&zon展」に行ってきました。多分に個人的感想を含んでいますので悪しからず。レポートというよりも感想です。
何故そんな夢をよく見ていたのだろうか? もしその夢に続きがあったなら?
という発想から、その暗闇に潜んでいたであろうモノをイメージして、それぞれの絵を描き始めました
自分の〝脳の奥底″からの世界を
―――――薫
開催場所は月島のギャラリー「TEMPORARY CONTEMPORARY」
薄暗いコンクリートむき出しの階段をあがると内部は以外と広く、そして声が響くような無機質な部屋でした。
ちなみにAiji(PIERROT/LM.C/TTT)からも華が届いていました。
整番順に中に通されました。内部構造はこんな感じ。
1時間だと全然時間が足りないということだったので、とりあえず物販に突撃しました。が、ふと横を見ると薫がすでにいて絵を描いていました。(後述)
勝手な予想ではありますが、krim&zonのキャラクターたちはメンバーや他の短な誰かなのではないでしょうか。すごい勝手な妄想ですがkrimが京でzonがToshiyaもしくは愛児では•••
羽が生えてるキャラ(名前なんだっけ)はShinya??あと三つ編みキャラってBooちゃん??昔あんな髪型してたよな。
あと、なんとなくですが、ノウテイカラノの方の作品のデフォルメとしてこっちのキャラがいるのかなと思いました。表裏一体で、あっちをもっとさらに記号化するとこっちの世界になるのではと感じました。
闇、神、自分それらが等価の世界、それが脳底なのかなと感じた。
とにかく時間がないからと1番奥の物販列に並びふと横を見るとすでに薫が絵を描いていた。ひたすら背中を向けて一心不乱に描くそれは、多分薫のはず。でも正直、この場でそれが薫本人かはこの個展上ではどちらでもいいのだろうと思った。
もはや記号として機能していて、その空気感をつくることがこの一角にこれから描かれる作品の役割なんだろうと思った。
作品について入り口入って左回り順で。
「最後の顔」
「奏」
「刻」
「餌食になるのは」 →サーカスのような絵だと思った。1番多くのものが描かれている絵。象
「魂と燃ゆ」
「廻り」
「消えそうな手」 →右手。ギターを弾けなくなった手なのか、その時に描いたものなのか。
「見えないもの」 →表題ともいえる例の絵。自画像なのではと解説に描かれていた。それとも神なのかとも描かれてた。多分目に見えないものを見えるように表現したのが今回の個展で、目に見えないものイコール神という記号なのかなと思った。一般的な神という概念ではなく、見えない抽象的なものを指す記号で、自分とは見える具体的なもの、闇はその中間にあるもの。
心の中のナニカが神で、曲が闇、ライブで具現化されたものが自分。そんな感じ。
「世界」 →真っ黒。買いた後に黒く塗りつぶしたのか、最初から黒く塗っただけなのか。質感のある黒。重苦しい感じ
「底にいる」 →白で表現された闇という印象。腕4本に目?
「タイトル未詳」 →なんらかの集合体?おそらく薫自身の頭の中にはすでに完成図があって、それを表現していってるんだと思うけどそれ自体がつまり闇、神、自分の体現なのではと感じました。
素人目にはそこもう塗らなくても良くない?という所にまで執拗に黒を塗りぼかす。そして全体像は外からは伺えない。きっとこのこだわりこそがDIR EN GREYの楽曲を構成する重要なものなんだろうとなんとかくすっごい納得した。
参加したのが(多分参加って言葉使いが正しい気がする)2日目だったので最終的にどうなっているのか不明。いや、あの速度で終わるのだろうか・・・
ちなみにぼくが参加した回にはジョーさんもいらっしゃっていました。あと樋口さんもいました。
DIR EN GREYというバンドやってるんだから当然こういう世界観なんだろうけど、京しか個展での表現てしてこなかったから、目の当たりにして改めて納得した。
次回あるのであれば、もっと長い時間でもっと広い場所でもっと多くの作品を見たい。薫という人物をほんの少しだけ垣間見えた気がするけど、もっと見たい。
そう思いました。
といったところで本日は以上になります。 おやすみなさい。