文字が多い、設定が複雑、念が意味わからない。休載が多い。

HUNTER×HUNTERはとても面白い漫画です。しかしながら、今も引き続き連載再開を楽しみにして読み続けている読者は相当な好き者でしょう。ぼくもその1人です。

でも、そんな理由で読むのをやめたり、はなから読んだことがなかったりするのはもったいない!

今回はHUNTER×HUNTERの大筋のはなしの流れと要点をまとめようと思います。少しでもストーリーの理解の助けになれば嬉しいです。

しかしながら非常に休載が多く、週刊誌に掲載されているにも関わらず数ヶ月や場合によっては年単位で読めないことが多々あります。同時期に連載がスタートしたマンガにはONE PIECEやNARUTOがありますが、ONE PIECEが90巻近く出ているのに対し、HUNTER×HUNTERはこの記事公開時点で36巻しか出ていません。その休載ぶりがよくわかることでしょう。

ただ、それでもまだ終わらずに続いているにはわけがあります。それは面白いからです。 とても面白いのです。ストーリーや能力、登場するキャラクターはどれもクセが強く魅力的です。

しかしながら、その分すべてが複雑で完全に理解するには多少の助けがいるでしょう。理解が進むに従って、その魅力にとりつかれることうけあいです。 まずはその助けとなる基本的な部分をご紹介します。そのあとであらすじの説明をします。

とにかく主人公の2人とキーパーソン複数名だけ押さえれば大丈夫です。

ハンターになるためには、並外れた体力や知力が必要となり、難解な試験をクリアしなければなりません。 この資格を有するものは、一般人が入れないあらゆる国や場所に入ることが許され、様々な特権が付与されます。

それらの特権を利用し、未知の生物の調査捕獲保護や犯罪者の逮捕、遺跡発掘や場合によっては要人警護などを行います。

それがハンターです。

念は、習得する人間の性格や性質により大きく分けて6つの系統があります。

強化系・・・ものの持つ働きや力を強くする 変化系・・・念(オーラ)をの性質を変える 具現化系・・・念(オーラ)を物質化する 特質系・・・特別な能力を発現する 操作系・・・何かを操作する 放出系・・・念(オーラ)を飛ばす

それぞれ自分の系統に応じた能力を開花させることで様々な能力を習得できます。

ゴンは強化系に属するため、自分を強化し爆発的な破壊力のパンチを繰り出すことができます。 キルアはオーラを電気に変えることで、電気ショックの様な放電を行うことができます。

また、ヒソカというキャラクターはオーラをガムの性質をもつゴムに変えることができます。くっつく上に伸びます。

HUNTER×HUNTERは主人公のゴンが父親のジンを探すというメインストーリーとそれ以外のサイドストーリーから構成されています。 ゴンがジンに会うために必要な能力やアイテムを順番に入手していき、その過程が描かれているのがメインストーリーで、それ以外でゴン以外の者が中心となって進んでいくのがサイドストーリーと考えています。

メイン:ハンター試験 メイン:キルアを連れ戻しに(ゾルディック家) メイン:ヒソカに借りを返す(天空闘技場) メイン:くじら島に帰宅→グリードアイランドを手に入れるためにヨークシンへ(ゼパイルさん登場) サイド:クラピカvs幻影旅団 メイン:グリードアイランド編 メイン:ジンのもとに行けると思ったらカイトのもとに(蟻編) サイド:ゴンを助けるためにアルカをつれに(総選挙編)

なお、ゴンのストーリーはジンに会うことがゴールですのですでに終了したと考えています。 そのため、これ以降はジンがメインとなります。

サイド:王位継承戦 メイン:暗黒大陸

さらに今後ジンから別の者へ、具体的にはまだ物語に登場していないゴンとジンの先祖であるドンが主人公になることもあるのではとにらんでいます。

見所は、念といった概念が一切出てこず、持ち合わせた身体能力で試験をクリアするようになっているところです。知らずに読んでいた当時はこのマンガはこういう風に(特殊能力とかが出てこないマンガとして)展開していくんだろうなと思っていました。

難しいことは一切ない王道少年マンガという感じでした。

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キルアが育った特殊な環境や周囲の人物像がわかります。

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念能力の基本を開花させたゴンは裏ハンター試験に合格し晴れて正式なハンターと名乗れるようになるのです。 またヒソカともここで再び合間見えることとなります。

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この章は、オークション参加のために奮闘するという話です。

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クラピカがハンターになった理由である幻影旅団討伐、そのためにヤクザの用心棒となり、早速目的である幻影旅団と戦うという話です。ここからは念能力のバトルマンガ全開になります。

個性的な幻影旅団のメンバーも登場し、さらにそれぞれ個性的な念能力を有し、物語の物語の面白さが倍増します。

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この章はかなりの文字数です。ゲーム内のアイテム説明が本当に細かくきっちりと設定されているため、その説明文が膨大になっています。

ただ修行パートもあり、強敵との戦闘もあり、チームワークと作戦を立てて勝利するその流れは非有情に面白いです。

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ゴンとキルアはカイトの手伝いで生物調査をしていると危険生物を発見し調査のためにとある国へと赴くが、そこでは前代未聞の生物災害が発生していた。

人類の存亡をかけ、そしてゴンはカイトのために戦う話。規制表現が多用され、内容のグロさが際立つ。とにかく全てが規格外のストーリーで興奮しないわけなし。そして個人的には冨樫マンガの頂点にして、さらにそれを打ち砕くための葛藤の末に産み出された傑作だと思ってる。

そして最後にはどこかせつなさを残して物語は終わる。

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※なお18巻〜30巻までがキメラアント編のためここではリンクを省略します。

 

そして、キメラアントの末、次期ハンター協会会長を選挙にて選出することとなり、その選挙戦にキルアとカルトの戦いが絡むことになる。

先の章のキメラアント編もそうだが、当時は東日本大震災が起こった後の時期だった。そのためこの章含め作者のメッセージが織り込まれていると言われている。

レオリオが選挙戦で行った演説がそれにあたる。そしてゴンは復活して、ジンと出会う。

ここでHUNTER×HUNTERのゴンの物語は終わり、ジンの物語が始まったのではとぼくは思います。

なお、個人的にではありますが総選挙編はキメラアント編を超える面白さがありました。能力バトルはあまりありません。物語として進んでいき、伝えたいメッセージがある。とても好きな話です。

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クラピカは仲間の最後の緋の眼を求めて乗船しています。そこに幻影旅団とヒソカも乗船。過去最多登場人物で複雑極まりないカオスになっています。100人以上でてきます。

歴戦の読者ですらさじを投げるレベルの情報量です。理解するために何度も何度も読み返しました。デスノートとか好きな人なら読めるかも。あと、実際は三国志とかに比べると登場人物少ないからブーブー言ってる人でも三国志は好きでしょ?読めるよね?と思ったり。

ただ念とか関係性とかで断然に複雑です。でも面白いと思います。

まだ連載中の完結していない章ですので、どうなるのか!

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それまでの簡単な予想を

しかし、そのためにクラピカは仲間の緋の眼を諦めることになるのではないでしょうか。

非情な2択。しかしクラピカは躊躇なく目の前の守るべきものを守るはずです。

が、よくわからん。

でもマチとカルト以外、ヒソカ含めて死ぬかもと予想というか期待。

休載、下書きが多いのは確かですが傑作であることには間違いありません。連載が再開する前に今改めて読み始めてみるのもいいんじゃないでしょうか。

36巻しか出てないので全て揃えるのも安く済むでしょう。

といったところで本日は以上です。 おやすみなさい。