【ライブレポ】Angelo Studio Live Streaming「NEOPHASE Ⅱ - The switched world -」2020_07_05@ZAIKO

前回のアコースティックライブに続いて、ぼく自身2回目となるAngeloのライブでした。本日はそれを視聴して感じたことを書きたいと思います。 アクリル越しに反射する世界線 確かアルバムが出たのが、コロナなんて全く関係ない時期だっと思うのですが先見の明がありすぎでは。その後に続く曲の歌詞たちも、今ライブができない状態を予見したかのような表現が続きました。 e+やニコ生でも有料プラットフォームがあるみたいですが、他のアーティストの中には複数のプラットフォームをまたいでストリーミングを行なっている人たちもいるみたいです。今後その辺の趨勢もどうなっていくのか興味深いところです。 が、可能であればYoutube側の機能が充実して、そこでまとめてもらうと個人的にはありがたいと思います。チャット機能なんかもストリーミングでの盛り上がりの重要な要素だと思うので、その変が一番強いのはやはりYoutubeだと思います。(手数料が高いのが問題ですが。) これについても、キリトが自粛期間前から時間を設けてYoutubeで表現している通りの新しいフェーズとしての一環だと思います。 会場価格 18,000円 ZAIKO 3,800円 以下の内容は別にAngeloだからというわけではありません。このコロナの状況を鑑みて感じたことです。 会場に行くことでしかライブを体験できなかった今でと異なり、ストリーミングによる体験が新たな下部構造として出来上がることになった。 これに対して、個人的に懸念していることがある。 簡単に言うとストリーミングでの体験のみが、一人歩きしてしまわないかだ。その価値が全てだと判断されてしまい、そう思った者同士が語り、共同幻想を作り出す。そうなってしまうんじゃないかと懸念している。本来は、ライブが最大価値であるはずなのに、そこを観ずに参加せずに判断されてしまわないだろうか。 「この前ストリーミング見たけど微妙だったよ」(本当はライブがすごいのに!!)みたいな。 例えば、震災体験について見知っている人間と聞いただけの人間だと情報量の差が大きすぎる。 実際に自分で体験したこと以上のことなど伝達することは難しいと思う。完全に感覚触覚などの五感の反応をインストールできたとしてもだ。 なぜなら、感情は自分自身だけのものであり、ライブ中に揺れ動く自分の感情以上のものは、その場にいなければどうやったって伝達できるものじゃない。 とは言え、これもアーティスト側の新たな腕の見せ所、というかチャレンジになるんだろうと思う。 裾野が広がる。 ライブ自体も今までと違って映像にも重きを置いた魅せ方にしたりなどの工夫が望まれるだろう。そして、それを見て会場に来たいと思わせられるようなライブをできるかどうか。 アーティストの新たなチャレンジなんだと思う。 そういう意味でも、今回のAngeloのライブタイトル「NEO PHASE」というのは正にその通りだと思いました。 DIR EN GREYのぴあアリーナもやると思ってたけどさすがに無理だった。これで年内のスケジュールは正式に白紙になりました。 ライブがないと生きていけない。早くライブに生きたい。変わっていく世界の中で、ぼくが変えたくないもの、それがライブという体験です。 と言ったところで本日は以上です。 おやすみなさい。 ...

7月 7, 2020 · 1 分

【ライブレポ】Angelo -Acoustic Live Streaming「NEOPHASE」-2020_06_07@ZAIKO

個人的にAngeloの初ライブがまさかストリーミングのライブになるとは思っていませんでした。6月のホールライブに行けるならんたいなと思っていたら、あっという間に中止となりました。リアルなライブに行けるのはいつなのか。とりあえずAngelo初ライブの感想です。 このZAIKOというサービスでの視聴を初めてしたのですが、映像がかなり綺麗でした。Chromecastでテレビにキャストして見たかったのですが対応していないようで、iPadでの視聴となりました。そのため音質が良かったのか悪かったのかはわからず。 また、Youtubeやニコ生のようにチャットが流れる感じではなく(iPadで見てたのでもしかしたら設定とかなのかもしれないけど)、皆んなで一緒に見ている感が希薄でした。その分、没入感というか集中できる感じではありました。 また、スーパーチャットの様な機能があるのですが、それも特に投げた感がなく(特にインタラクションがあるわけでもなく)その辺もなんとなく味気なく感じました。 ただ、繰り返しになりますが映像が綺麗だった! 今後はこう言った形でのビジネスモデルが増えていく世の中になるんだろうな。にしても、映像が綺麗なだけにBlu-rayも出せばいいのにとは思いましたが、おそらくは色々な理由でDVDのみなのかなと思いました。 もしかしたら、こういった取り組みは一時的なものではなく、今後のスタンダードになっていくのかもしれません。 感染防止のためのガイドラインとして、座席数を減らす云々というのがありますが、そうすると販売チケット数を減らし、売り上げを減少させることになります。その補填はどこかしらでしないといけないわけですが、こう言ったストリーミングを別もしくは同時に開催することで収益化につなげるんじゃないかなと思っています。 参考 どこのバンドか忘れてしまいましたが、2月くらい?にファンに対して来る来ないの選択をさせることになってしまいすまないという主旨のアナウンスをしているのを見かけました。今後そう言ったことへの解決策というか妥協策としても積極的に取られていく手段になるんじゃないかなと思います。 ZAIKO ライブ配信チケットの購入から視聴まで https://twitter.com/ZaikoLiveStream/status/1251300571077677057 と言ったところで本日は以上です。 おやすみなさい。 ...

6月 8, 2020 · 1 分

拝啓ピエラーの皆様。必要なのは軽率な勇気だけです。

先日書いた記事について自分のブログの記事にしては多くの方に読んでいただけたようで嬉しく思います。新しい音楽に触れること、それはいつでも素晴らしい体験です。自分も久しぶりにビリビリくる感覚に襲われて最高にハッピーな気分です。しかも、それがAngeloであったなんて。で、まだ少しだけあの記事で触れられてなかったことを書き足したいと思います。 [st-card id=13228 ] ぼくは幸運にもこのタイミングでAngeloを聴くことができました。本当に幸運なことだったと思います。 それでも、同じように聴こうとすら思えない方がいることも当然予想できます。聴かない選択ももちろんありだと思います。そこには、人それぞれの思いがあり、PIERROTと過ごしてきた時間が濃厚であればあるほどきっと失った傷は、今も癒えないままなんじゃないでしょうか。復活ライブや対バンイベントなんかもありましたけど、それは別。 そんな方向けに書きます。 本当に驚いたのは、Angeloの曲がいいとかかっこいいとか、PIERROTの時とは違うとかそんなことじゃない。 キリトという男が、このAngeloという体験に「答え」を用意してくれているという点です。(敢えて体験と表現しますね) Angeloを聴くことで、それまでPIERROTの時から絶え間なく聴き続けていた人、自分のタイミングで聴いてみようかなと思った人に対して答えを用意している。こちらが思っている以上に、向こうはこっちのことを思っていて、そして多分人一倍すまないという気持ちとだからこそ、前に進もうとしていて、それを行動で示そうとしている。 それこそがAngeloというものなんじゃないかと思いました。 そう、設計されています。仕組まれています。聴けばわかるとしか言えないけど、この体験は体験してもらう以外にない。少しだけ踏み出す勇気、軽率にもチラッとだけ聴いてみようかなの出来心。それだけがこの体験に必要なチケットです。 聴けば何かが変わるわけじゃないけど、きっと何かが変わると思う。 ここからは予想なんですけど、Angeloのメンバーには2名自分たちのバンドが解散したメンバーがいますね。あの人たちのファンももしかしたら同じ気持ちなのかもしれない。そのメンバーが両翼を担うってるってことはキリトは同じような痛みを背負う覚悟をしているのかもしれない。そして、そのファンたちに対しても同じように答えを用意しているんじゃないのか。まぁこれは勝手な予想ですけどもね。 でも、そう考えると、昔のキリトのままでずっとぶれることなく前線で戦い続ける「怪物」なんじゃないかなと思えます。変わらぬ、変わった風景が絶対に見られるはずです。 PYCHEというアルバムのPRAYという曲を聴いていて涙が溢れそうになりました。とりあえず目の前が滲んだ。 せめて願わせて 君の流す涙がいつか強さに変わることを この曲だけでも聴いてほしいと切に思います。必要なのは軽率な勇気。 https://open.spotify.com/track/4RoBjX9lFU5Ov8EXG5i8Bm

4月 28, 2020 · 1 分

Angeloを聴いてようやくピエラーのぼくの魂が救済された話。そこには未来があった。

Angeloを聴くことを辞めていた。PIERROTが解散してから、その影を追ってAngeloを聴いたけど、そこにはPIERROTはなくて、傷を追った怪物の姿しかなかった。両手がもがれ、苦しむようにのたうち回る姿には哀れさを感じていた。 だから、怖くなって聴かないようにしていた。 PIERROT復活 だから、嬉しくなった。もしかしたらPIERROTがまた見られるということよりも、Angeloに対して抱いた不安を打ち消すことができるかもしれないと思っていたのかも。もちろん、PIERROTの復活は嬉しかったし久しぶりのその空間は間違いなくPIERROTのそれだった。誰もがわかっていて、あえて口に出すことなんてなかったけど、それが紛れもない解散ライブだったってということ。でも、そこに悲しみはなくずっとつまずいていた何が取り除かれ、思い出に変わった。 そして、ANDOROGYNOS みんなわかってる。あれはお祭りで、特別な時間だった。だからもう望まない。望まないで待ってる。召集があればいつでも駆けつける。西武ドームに全国から集結した時のように。 ピエラーってのは、古傷を抱えて、それが高質化して痛くも痒くもない状態になっている。そんな感じだけど、だけど、だけど、たまには古傷を眺めて、さすって、更新されないitunesのプレイリストや聴くタイミングが少なくなったFINALEのジャケット画像を見ながら他のアーティストの曲を再生している。 その気持ちは若干の感傷があって、青春という言葉が当てはまる感情なのかもしれない。 ...

4月 25, 2020 · 1 分