言いたい。男はライブ来んな
デカいし、力強いし、臭いし、ヒゲ痛いし、なんか勘違いしてるし、マジで邪魔で迷惑以外のなにものでもない。
今回はDIR EN GREYのツアー初日で悟ったことを書きたいと思います。念のためお断りを入れておきますが、決してフェミニズム的なことを言うつもりもありません。
DIR EN GREYのツアー「The Insulated World」初日に参戦したわけですが、とても良いライブでした。ファンクラブの「a knot」限定だったということもあり一体感もあって、少なくとも周辺には変な人もおらず楽しいライブでした。
そして近くにいた男とまぁライブでは絶対によくあることですが、横から入られて、張り合うのもアホらしいので今回は後ろに入ったら今度は押してくるんだけどみたいなことをツレに言ってて、はぁー??って感じのことがありました。
正直、そんなものはぼくにとっては昼下がりのコーヒーブレイクくらい日常的でどうでもいいことなんですが、今回の悟りがここに帰結したので、なるほどーと思えたのです。
これより少し遡りますが、4曲目くらいに突然降りてきた思考があります。それは「年金制度は企画が古くなったパーツを社会の中心からフェードアウトさせるための優れた制度」なのではということです。
例えば歳を取った方がひたすら経験則で職場で老害化してたら、進化も進歩も生まれないわけです。だからそう行った人たちにベーシックインカムを渡して退出してもらいつつ、生産者から消費者としてら生まれ変わって経済を回す役割にシフトしてもらうわけです。
今までは年金なんてぼくらの世代はほとんどもらえないんだろうから、受給年齢が繰り上げられましたーって知らねーよって考えていました。でも、これとても重要なことなんだなと考えるに至りました。
さて、で先ほどの男の話に戻ります。ぼくは今回その男と張り合いませんでした。押されるって思われたけど、そりゃライブだもん多少押すこともあるかもしれんし、なんならぼくだって後ろから押されてるんだから仕方なくね?
でも、その男はそこに思いが至らなかった、想像がおよんでなかった。そして今回はぼくはあーもう仕方ないと思って後ろの方に下がりました。
大人って年齢ではないと思います。想像力や想定の範囲が広い思考を持つ事やその状態が大人なのではないでしょうか。
間違いなくその男よりぼくは大人だったと思います。そしてそれと同時に自分のことを顧みました。なるほどだからライブで自分の後ろに人があんまり来ないのかと。つまり、男というだけでいかに周囲の女性に迷惑をかけていたのかとそこで初めて思い至ったというわけです。実感しました。
男はいるだけで迷惑
だからこそ、こう思いました。
今まですいませんでした。
でもだからといって別に萎縮したり、過度にご迷惑をかけないように振る舞うつもりはぼくにはありません。
ただ、今後はいつ文句を言われたり、不快な思いを表明された時でも、こちらで「あ、すいません」と言える準備はしておきます。
ラブアンドピースとかクソみたいなことは言いません。でも、お互い「あ、すいません」と言える同士になれるんだったら素晴らしく成熟した空間になれるんじゃないでしょうか。
下手や上手に移動する際によく見られるお互いを先に活かせるように譲り合うシーン。その時にお互い頭をさげるそのバンギャの武士道精神イズ大好き
以上が今回の悟ったことです。
年金制度、老害、男であること、自省、バンギャル武士道
実り多い素晴らしいライブでした。べんべん