PIERROT

PIERROTを知らない若者に聞いてほしいアルバム

PIERROTとDIR EN GREYの奇跡の謎プロジェクト「ANDROGYNOS」に備えて、PIERROTを知らない人たち向けにその魅力をご紹介したく思います。あくまで個人的主観です。異論はみとめる!ということで早速いって見ましょう。

目次

PIERROTとは?

1998年メジャーデビュー

ボーカル•キリト、ギター•Aiji、潤、ベース•Kohta、ドラム•Takeoの5人からなるヴィジュアル系ロックバンド

終末的世界観の歌詞と独特の曲調でヴィジュアル系ブーム最末期に活躍し、2004年に突如として解散を発表

PIERROTてどのくらい売れてたの?

Wikipediaによると発売したシングルはほとんどトップ10入りしています。また当時は20世紀最後の大物とか言われてました。事務所は当時としてはかなり大手の部類に入るであろうスイートハートです。LUNA SEAやSHAZNA、La'cryma Christiもこの事務所に所属していました。

PIERROTもDIRも今思えばどちらも日本初!みたいな記録に拘ってたなーって気がします。

PIERROTはデビューから最速でドーム公演を行ったバンドです。(西武ドームだけど)PIERROTはサイトへの同時アクセスの記録を持ってた気がしますが定かでない。

DIR EN GREYは当時インディーズ最高位を記録したり、インディーズで武道館やったり、デビューシングルが3枚同時リリースでさらにYOSHIKIプロデュースとか。

明らかにお互いの事務所は意識してただろうなぁって気がします。むしろDIR EN GREYのデビューが活動期間の割に早いのはPIERROTを意識したことだったのかなとか思えたりします。

何で解散したの?

かんたんに端折ると音楽性の不一致的な

キリトのやり方についていけず、自分のソロをやりたかったギター2人とキリトについていくベースとドラム。みたいな対立構造になり、キリト•Takeo•Kohtaの3人はAngelo、AijiはLM.C、潤はALvinoを結成しました。

もともとは、バンドとは別にソロをやりたかったAijiと潤に対し、キリトのソロがスタートして焦った2人が解散のトリガーを引いたなんて解釈もありますが、本当のところは本人たちにしかわかりません。

解散LIVEも実質ありませんでした。

実際ぼくが最後に行ったLIVEでは、解散は絶対にないと明言していました。

しかし、その後解散を発表しました。

この前復活しなかったっけ?

そんなわけで、PIERROTの解散は円満とは程遠い決別でした。

にもかかわらず、2014年に突如として復活を発表。さいたまスーパーアリーナでLIVEを行いました。ぼくは、これこそが実質解散LIVEだったのではないかと思っていました。

DIR EN GREYと対立してたの?

で、よく言われるのがPIERROTとDIR EN GREYは対立してたのかということですが、実際はバンド同士の抗争はありません。さらにはボーカルの京にいたっては、キリトと面識がないとさえ言っています。

では、なぜこの2つのバンドが対立していたかのような噂が流れているのか。書いちゃいますけど、ベースのToshiyaが原因です。彼は元々PIERROTのローディをしていました。その時、Aijiの彼女を寝取ったと言われています。

誰に?ファンに言われています。

そう、ファンが勝手に言っています。当然証拠やらなんやらはありません。そうした話が独り歩きして2つのバンドが対立してるかのようになりました。正確にいうとバンドのファン同士の対立です。

が、実際はファン同士の直接的な対立を見たという人は多くなく、それすらあったのかなかったのか、もうわかりません。

でも90年代終わりから2000年代頭までは間違いなく、そういった雰囲気や暗黙の了解がありました。PIERROTのLIVEではDIR EN GREYの名前を口にしてはいけないし、その逆も然り。

だからこそ、sukekiyoのアルバムにキリトが参加し、ツアーにLM.Cが参加し、薫とAijiが同じバンドでセッションをするということはファンにとっては衝撃的な事件だったのです。

そこにきて、今回の発表はまさに驚天動地と言えるでょう。

PIERROTのおすすめアルバム

さて、そんなこと言われても平成生まれの人たちにはピンと来ないでしょう。なのでとりあえずANDROGYNOS に備えてPIERROTを聞いて見たいなーと思った人へのおすすめです。(やっと本題)

Angeloすら聴いたことないよーって人が今PIERROT聴いたら、正直多分「だっさー」て思うはず。すいません。

でもたぶんそう思う。キリトの言葉遣いが古臭いから。

「ジュークボックス」「バーゲンセール」とか多分使ったことがない死語でしょ?

あとPIERROTの特徴の1つが厨二病的世界観です。当然歌詞もそんな感じで、「滅びゆく世界でぼくと君だけは」みたいなのばっかりです。DIR EN GREYのライバルだから激しいんだろうとか思って聴くと肩透かし喰らうかも。

いいですか?PIERROTっていうのはね、思春期の乱れたホルモンバランスと未成熟な自我形成の中で問うレゾンデートルに感じる全能感と自己陶酔感が描いた現象なんですよ。それがPIERROTです。

ちなみに歌詞はDIR EN GREYみたく難解かつ不明瞭ではなく、直接的で平易な言葉選びがされていますので、ここでも「あれ?」てなるかも

ということで、上記に配慮したレコメンドをするとなるとインディーズ時代のアルバム「CELLULOID」を聴いてください。Amazonで中古1円で売ってます。他のアルバムも中古1円だったわ、あんまりだわ。

LIVEで絶対に演奏する曲も収録されています。

とりあえずこれ聴いていいなーと思ったら、FINALEとか聴いてだんだんと世界観に慣れてってください。間違ってもクソ真面目に「気狂いピエロ」から聴くんじゃないぞ!いいな!あれボーカル違う人だからな!

しんぺーはこう思った。

なっがながと書いてきましたが要は「CELLULOID」聴いて見て!ってのが伝えたいことです!

そしてPIERROTってのは世紀末に存在した一輪の花。その異形さゆえにDIR EN GREYと違って模倣者がほとんどおらず、後世にこれを語り継ぐのは実際目にしたオバンギャのみ。

その世紀末覇者的存在の再誕を目にする機会が来るかもしれない!さぁ!若者よ!共に暴れようぞ!

といったところで本日は以上です。おやすみなさい。
そして、また明日。

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しんぺー

ハロー。しんぺーと申します。 LIVEにいくのが好きなバンギャです。男ですが。DIR EN GREYとsukekiyoの東京公演にはだいたいおります。主にLIVEレポやガジェット関連のことをブログに書いております。フォローいただけますと幸いです。

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